![友人が原因不明の体調不良で入院。私「娘ちゃんは私が預かる」友人「え?でも….旦那さんにも迷惑が」→強行突破した後に友人は…](https://huwakawa.com/huwakawa/wp-content/uploads/2022/08/woman-4549327_640.jpg)
454:名無し:18/11/21(水) 03:30:33 ID:Lkb
誰も口には出さず、できることをした
友本人も
しかし経験値を積んでいった成果は表れ、
何年目かで病状が好転し始めた
いきなり治るものではないが、
「薄紙を剥ぐように」良くなっていった
見舞いに行っても、ほんのわずかずつ
血色が良くなっていくのがわかった
ただ、手術を含めた長期間の治療で、
体そのものがボロボロになっていた
病気の克服と同時に、後遺症の治療もあり、
体力も回復させねばならない
本当に時間がかかった
まず、一日、外泊許可が出た
友子ちゃんは友に貼りついて離れなかった
外泊許可が週に一度ほどになって、
やがて通院でよろしいとなって、退院できた
でも家でも寝たきりだった
旦那さんが病院に車で送迎した
毎日の通院が三日に一度、一週間に一度、
一ヶ月に一度となって
このころには、友は休み休みだったが
家事もできるようになって、友子ちゃんも家に戻っていた
三ヶ月に一度の検査を受ければよいということになって初めて、
主治医から「勝利宣言」が出た
電話で報告を受けて、
私と娘で「いえーい!」とハイタッチした
夫と二人目を考えてみたが、どうも神様は、
うちの子は一人で十分と判断したようだ
娘は小学六年生、友子ちゃんは五年生になっていた
その後の検査も半年に一回でよくなり、今は年一回
大人は誰でも年一回くらい健康診断
するものなんだから同じようなものだ
後から聞いた話だと、病名がわかった時、
友は旦那さんに離婚を切り出したが
旦那さんは
「僕と結婚したせいでこんな病気になったかも
しれないんだから責任は取る」と答えたそうだ
大学病院の主治医は、友の症例で論文を書いて、
博士号を取得できたそうだ
友
「人の病気をネタにして、稼ぐなってのよねえ」
私
「いやそれが医者の仕事でしょ」
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